アートとシンプルライフ

クリスマスとアート好きな独身女のゆったりマイペースなシンプルライフをつづっています。

美しいってなんですか?

 美術についてふらふらと長い時間 関わらせてもらっていると、面白い質問を聞く事があります。

随分 昔 「美しいがわからない。美しいってなに?」って質問をされた友人に同じ質問をされた事があるのですが、当時は上手く答えられなかったんです。

何だかふと思い出して、今だったら答えられるかもしれないと思ったのでここに書いておきます。

 

 まず、「美しいって何?」という質問が素晴らしすぎると思うんです。

簡単に言葉に出して言える感覚に疑問を持つなんて面白い人だなぁと思います。

そんな事が言えるなんて、天才かもしれませんね。

 

 では早速、「美しさ」について考えてみていきましょう。

例えば、古代ギリシャでは、「左右対称」であることが「美しい」とされていました。

=(イコール)で左右が結ばれる数学はだから彼らにとって美しいものなんなんです。

漢字の出来たばかりの中国はどうでしょうか。

「美」という字は、羊が大きいと書きます。

つまり、食べる事に困らない豊かさが美しいかったのです。

日本の古語はどうでしょうか。

「うつくし」とは 2つ意味があって、1つは身近な人に対していとしい、こいしい、かわいい。もう1つの意味は、可愛らしい、愛らしい。です。

昔の日本人の美しさとは、他者に対する思いなのです。

 

 3つの国の言葉から「美しい」の意味がこんなに違っているのがよくわかりますよね。

時代や環境なんかでも感じ方が左右される事があるかもしれません。

やっぱり「美しい」って難しい感覚だったんだなって思います。

私の考える「美しい」は、「好き」や「魅力的」だと感じる心かなと思います。

でも きっとあなたの「美しい」は同じじゃないはずです。

自分なりの「美しい」をみつけていって下さいね。

そんな風にいいたかったなぁ〜。