聖徳記念絵画館をご存知でしょうか。
私は美術を学んでいたにも関わらず、 恥ずかしながらその存在を全く知りませんでした。
グーグルマップを眺めていたら、見つけて面白そうだったので行って来ました。
第一印象は、大きい!
西洋によくあるシンメトリーな建築です。
大き過ぎてカメラに収まりきれませんでした。
ここの見所は、建物自体だと思います。
作られたのが、1926年10月22日で大正生まれの古い建築です。
かなり作りが豪華で、出来るまでに7年近くもかかったのは納得です。
撮影禁止だったので、写真におさめる事はできませんでしたが、西洋建築によくある高い天井とアール・デコの装飾が大変美しかったです。
また、絵画が展示されている空間の天井は、ガラス張りになっており日差しもきつくなかったのでかなり心地よい光がさしていました。
美術品が展示されている空間は、紫外線を避ける傾向にあるのでこの心地良さは印象的です。
展示されている絵画は、奉納された物がほとんどで、歴史画的な役割を果たしていると思います。
流石に見慣れない絵画ばかりだろうと思っていたら、歴史の教科書でみた 西郷隆盛と勝海舟が話している絵があって、ここの所蔵だったんだと驚いてしまいました。
また、岩倉具視氏を見舞う天皇の絵には病床の岩倉氏の周りに氷が置かれその氷の上に花が飾られており、冷房器具のない時代の雅な人々の生活が垣間見えて面白かったです。
私が行った時は、観覧している人が3人くらいしかいなかったのでじっくり見ることができて、楽しかったです。
歴史画に興味がなかったのですが、偶然に見つけて行ってみてよかったなと思いました。
聖徳記念絵画館
開館時期:9:00〜17:00(最終入館16:30)
年末年始:10:00〜17:00(最終入館16:30)
休館日:水曜日
施設維持協力金:500円
最寄り駅:信濃町駅 より徒歩5分
国立競技場駅 より徒歩5分
青山一丁目より徒歩10分