クラゲという生き物は、ひらひらと泳ぐ姿も優美で、死に様もなんともセンチメンタルな生き物だと感じます。
ほとんどが水で出来てるので、だんだんと大きくなりそれからじょじょに小さくなりそしてある日海になってしまうんです。
実にシンプルで潔くて羨ましい限りです。
人は死んでも法廷遵守で、定められた期間に火葬しなければならない。
しかもお骨がトコトコ歩いて、自分でお墓の中に入る訳にもいかない。
自分でできる事は、生前に遺言書と遺品整理くらいなものです。
大抵、一人で生きていく事もできなければ、一人で死んでいくこともままならない複雑さを持ち合わせていると思っています。
そう考えると、クラゲのシンプルさと美しさを愛おしく思わずにはいられないのです。