一番多く通った美術館といえば、上野にある国立西洋美術館かもしれません。
当時は、2週間に1度土曜日に松方コレクション(常設展示)が無料になるのでよく行っていました。
企画展示の時は、並んでみる様な有名な作品も常設展示なら人も少なくゆっくり鑑賞出来るので好きでした。
(*2020年10月19日〜2022年春(予定)迄 館内施設整備の為に全館休館されています。)
なかでもモローの「聖なる象(ペリ)」という題名の水彩画に夢中になり過ぎてしまい、半日入り浸っていた事もあります。
水彩画だからこそわかるモローの細やかな描き方や世紀末独特のミステリアスな雰囲気が特徴的な作品です。
小さい作品は、大きな作品と比べて物理的な面で目を引きづらいので素通りされてしまう事もありますが、この作品は何度でも何度でも逢いに行きたくなる魅力的絵画なのです。
気持ちが高揚してしまいますね。
いつかまた、観れる機会があるといいなと思っています。
(西洋美術館収蔵作品データーベースより参照)