口って顔の中でも大きく開く部分なので、形に変化をつけやすく表情が出しやすい部位です。
という事で、今回は 唇に注目して描いていきたいと思います。
① まずはじめに輪郭を描きます。
皮膚と皮膚が密接している口角は影が一番濃く入りやすいので強めの色を入れておくと他の影を入れてる時の色味の軸になるので描きやすくなります。
また、中央の下唇は顎と唇が一番離れている部分になるので、正面から見た際に少し窪んで見えるのでそこを気をつけて描く事をお勧めします。
② 陰影をつけていきます。
唇のシワは上下それぞれに約24のシワがあると言われているので、意識しておいてください。
但し、それを描くかどうかは作品の雰囲気によるので考慮しながら決めていかれる事をお勧めします。
また、唇と周りの皮膚の境目は曖昧です。少しぼかす部分としっかり線で描く部分(例えば上唇のキューピットの弓型と呼ばれるとんがった部分など)を描き分けると見やすく安定感のある唇に仕上がります。
その他にも描く角度によって、上唇や下唇の厚みが異なってきたり歯を見せる事で表情が豊かになるので色々な唇の形を観察しながらドローイングしていくのも楽しいと思います。
また、お誕生日など特別な日のカードに唇の形だけでメッセージを表現しても面白いと思います。
相手に心意が伝わらなかったら質問をされそうなので、コミュニケーションも増えるかもという下心も想定できて良いかもしれません。