いつも人物を描くときは、鼻から描いているのですが、久しぶりにきちんとデッサンの基本に帰ろうと思いつきました。
なので、本日はデッサの基本を押さえたやり方(左側)とオリジナルのやり方(右側)を比較しながら描いていこうと思います。
① まずは左図は基本の輪郭をとります。
右図は鼻を描く。
② 左図は中央で交差するように縦横で補助線を引き、縦の線の下半分を5頭分、横の線を左右それぞれ半分のところに印をつけます。
右図は目のラインの影を軽く入れます。
③ 左図は横の印の部分に目の玉を描き、縦の印3つ目のところに鼻を4つ目の印に口を描きます。
右図は早々と目や口を自分の感覚を信じて描いていきます。
④ 左右図共におおまかな形を描いていきます。
⑤ 左右図ともに細部を描いていき、完成です。
どうでしょうか。
左図は顔のバランスを図ってきちんと描いているので、絵がバランス良く安定して見えると思いませんか?
右図はと言うと、少し形は崩れますが、最初に描いた鼻が大きく見えてデフォルメが効いている気がします。
どちらがいいとか悪いとかではなくて、描き方によって同じ気持ちで描いていても違ってくる事がわかります。
これは表現の違いなので、自分なりの描き方を追求する時にお役に立てればと思っています。
ご参考までに。